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INTERVIEW設計多彩な製品の電子回路。
図面が実物になり動くまで、
責任もって見届けます。

二輪車からバスルーム、通信機器まで。

ハード設計担当の仕事は、お客様の要求を満たす回路を考え図面にするだけではありません。試作用のプリント基板を外注先に発注し、でき上がってきたら抵抗やコンデンサなどをハンダ付けして試作基板を完成させ、電流や電圧の測定や動作確認を行います。つまり、量産化できる品質まで、自分でつくり込むのです。量産が決まれば、そこで使用する検査治具を自分で考案して製作することもあります。製品は、二輪車のアクセルポジションセンサ回路や、バスタブの栓の排水制御回路、配電盤の情報をPCに転送するUSBドングルなど。種類も用途も毎回変わるので、いつも楽しみながら取り組んでいます。1年目は先輩のサポートが中心で、2年目から自分の製品を担当するようになりました。中でもUSBドングルは、初めて自分1人で回路を組んだ製品。無線通信部分は既製の機器を利用したものですが、製品全体としてちゃんと機能を果たすことを確認できたときは感動しました。

幅広い中にも、自分だけの得意技術を。

開発から量産化まで一貫して携われると言いましたが、まさにそれがNNP(NNP電子への出向:磐田市)への入社を決めた理由です。現在はそれら一連の流れに加え、お客様との打合せを行うことも増えていて、「この方法なら実現できます」と、技術課題の解決方法を提案することもあります。最初から最後まで携わる分、100%のクオリティを出すには幅広い応用知識が必要ですが、抵抗やコンデンサ、コイルといった回路の基礎知識があればベース部分は対応できます。ただし、無線技術一つにしても奥が深い世界。もしあいまいな知識で進めてしまって、間違ったまま製品になってしまえば、取り返しがつきません。自分で勉強するのはもちろんですが、先輩にも早めに相談するようにしています。先輩方は幅広い知識に加え、無線や電源、データなど、それぞれ自分の得意分野を持った人たちですから、私も無線関連の製品を手がけたことをきっかけに、無線通信技術を深掘りして、社内で自分だけの強みにしていきたいと思っています。

PROFILE

設計
野田 将平
2016年入社
静岡大学 工学部 電気電子工学科出身

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